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(Blue. 69号/誌面連動企画)
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<STORY>
アイランドーーなんて、心くすぐる言葉だろう。ターコイズの海、シェルピンクの砂、南風に影を揺らすヤシの葉々。それはどこまでもエキゾティックで、僕らが思い描く理想郷の行き着く先である。しかし、そこを高嶺の花と諦めるなかれ。この国にはサーファーの心の故郷、離島の数々が広がっている。
でも、それってサーファーだけのもの? 喜びはシェアして初めて生まれるもの。サーフィンをしない奥様や子供たちにだって離島の楽しみはきっとある。家族の無邪気な笑顔を見たくて、今回は日本の離島、種子島へトリップのプランを立てた。
一緒に旅をしたのは、越後将平プロとそのファミリー。聞けば、家族水入らずの旅も久しぶりだと言う。まあ、パパは波が良ければそれで良い(将平くん、ゴメン!)。奥様の理江さんと娘さんの実莉ちゃんにどれだけ楽しんでもらえるかが、カギである。そんな至上命令を乗せた小さなプロペラ機が種子島に降り立ったのだった……。
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……さて、気になる旅の続きは、1/10発売のBlue.69にて、ぜひ楽しんでいただきたい。
(Blue.69号にて10ページにわたって掲載中!)
で、こちらのコーナーではちょっとリアルに、将平くんファミリーが実際に現地で味わった、島の個性的な食やアクティビティ、ステイ先なんかを、<種子島イエローページ>としてまとめてご紹介していこう。あとは自分たちの好みでカスタマイズして、よりディープな種子島を体感してもらいたい。
みなさまの充実した家族旅のティップに、ぜひ。
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「旅のメインイベント、それは間違いなく地の食文化に触れること」
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☆旬でレアな島の魚介をいただける一品料理店☆
毎日市場から仕入れた新鮮な魚介がメニューに並ぶ。刺身の盛り合わせ(小¥1.500)は、多いときには10種類もの違った地魚が盛られて圧巻。寒い季節は島の名物アサヒ蟹を頬張ろう。
住)西之表市東町23
電)0997-23-1838
営)月~土、祝前日17:00~23:00(L.O22:00)
休)日
WEB)uoshouichijou.favy.jp
☆インギー地鶏農家が直営する食事処☆
自家農園で丁寧に飼育された島固有の地鶏「インギー地鶏」が楽しめる食堂。風味の濃さと身の締まりは最高で、人気の親子丼(¥950)をはじめ、刺身や焼き鳥など、調理の違いでも楽しみたい。
住)南種子町中之上2264-4
電)0997-26-0033
営)7:00~21:30
休)無休
WEB)minokiti.main.jp
☆ひと工夫加えたメニューが人気の洋食カフェ☆
洋食を食べたくなったらみんなの足が向かうという島で人気のカフェ。ガラス張りの店内は明るく、吹き抜けの広い空間でリラックスできる。生ハムとトマトサラダのパエリアごはん(¥850)が人気のひと皿。
住)南種子町茎永610-11
電)0997-26-7520
営)11:30~14:00、18:00~23:00(L.O)
休)月
WEB)www.facebook.com/hanauta20090705
☆夜2時まで営業のカフェバー☆
「いろんな人がくつろげる庭でありたい」と語る店主の言葉通り、ゆったりとした時間が流れる店内はついつい長居してしまいそう。人気はマルゲリータ(¥926)とエビのアヒージョ(¥556)。
住)南種子町中之上2423
電)0997-26-0016
営)19:00~26:00
休)無休
WEB)cafebar-garden.com
☆ビジュアルにこだわる創作ラーメン店☆
ユニークなネーミングとビジュアルがインパクト大な創作ラーメンが売り。写真の宇宙ラーメン(¥1.000)は具材や調味油を使ってまさに宇宙空間を表現。もちろん、スープや麺にもこだわりが。
住)南種子町茎永193-6
電)0997-26-7039
営)11:30~14:00
休)日
☆定期に行なわれるライブも人気のカフェバー☆
旅好きのオーナーの多国籍な雰囲気と、ヘルシーな料理が楽しめるカフェバー。東田トモヒロさんはじめ、旅とサーフィンを愛するミュージシャンたちのライブを定期的に行なっている。
住)中種子町野間5102-41 2F
電)0997-27-0500
営)10:00~17:00(月~土)、20:00~26:00(月、水~日)
休)無休
WEB)web.bamboo-forest.net
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「自然、海、農、宇宙科学に至るまで。このスケールの大きさが種子島らしさ」
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☆宇宙の壮大なロマンにひたる☆
宇宙センター内にある宇宙科学技術館では、事前に申し込めば、専任のガイド付きで館内を案内してくれる。また、実物のロケットなども見れるバスツアーも運行中(休館日を除く。事前予約制)。
問)0997-26-9244
WEB)fanfun.jaxa.jp/visit/tanegashima/
☆歴20年の種子島ローカルガイド☆
種子島を知り尽くしたローカルが提案するマリンガイド。その日の天候や参加者のレベルに応じてさまざまな楽しみ方を用意してくれる。SUPでの無人島上陸やマングローブクルーズが人気。
問)0997-26-6820、090-8660-5868
WEB)www.facebook.com/jah.la.sora/
☆オーナーJoeさんが素敵な島空間を案内☆
初心者でも比較的簡単なシットオンカヤックのツアーを行なっている。コースは半日と一日があり、レベルや予定に応じてチョイスが可能。種子島の美しい大自然を満喫しよう。
問)0997-27-3110
WEB)island-jam.com
☆サーファー農家のこだわり安納芋☆
自然を愛するサーファーらしくオーガニックな農法で育てられた、種子島固有の安納芋のイモ掘りが体験できる。収穫したばかりの安納芋はオンラインショップでも購入が可能。
問)090-2203-8818
WEB)www.facebook.com/mataharifarm/
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「料理、設備、サーフな環境?? バリエーションに富んだステイ先からお好みをチョイス」
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☆料理人の移住者サーファーがオーナーの宿☆
宿からすぐの漁港で水揚げされる鮮魚や、島固有のインギー地鶏、安納芋を食べて育った安納黒豚など、地の食材にとことんこだわった料理が自慢の宿。宿泊者ではないお客さんがわざわざ予約して食べに来るほどの美味しさだ。清潔感あふれる部屋も◎!
住)南種子町平山500-130
電)0997-26-7235
WEB)shimayado-hope.com
☆リーズナブルに賢くステイ☆
改装オープンしたばかりのビジネスホテルは清潔感にあふれ、かつ館内設備も充実。客室全室にシモンズベッドが備えられており、旅の疲れを癒してくれる。また全室wi-fiも繋がるので不便さは皆無だろう。島の北部を拠点にするならぜひ。
住)西之表市西之表16069
電)0997-22-2000
WEB)www.nisikawa.net/lex-tane/
☆家族に優しいオン・ザ・ビーチのホテル☆
「ホテル前」ポイントが指しているホテルというのがこちら。宿泊部屋から波チェックでき、下りればそのままサーフィンできるという、素晴らしいロケーションだ。小さいお子様連れでゆったり過ごしたいなら、ベストなチョイスだろう。
住)南種子町茎永3367
電)0997-26-6888
WEB)tanegashima.iwasakihotels.com
☆オリンピック期待のホープ、須田姉弟のご両親が営む宿☆
オリンピックに向けて、島全体でサポートしている期待の若手サーファー、須田姉弟のご両親が営む宿。サーファーらしく、シンプルさと海の香りが漂ってきそうなテイストの部屋たちは自分たちの手でDIYした。敷地内にはスケートプールもアリ。敷地内から波チェックもできる!
住)中種子町野間7607
電)0997-27-2321
WEB)www.surf-narai.com
☆南種子のサーフガイド、山田祐太朗さんがオーナーの宿☆
複雑な地形のため、どこかしらでサーフ可能な種子島の海岸線。確実に波にありつくなら老舗宿「恵美之湯」の宿主、山田さんのサーフガイドがオススメだ。湯治宿としても有名なので、アフターサーフの火照った身体も天然鉱泉が癒してくれる。
住)南種子町平山1125
電)0997-26-7872
WEB)ebinoyu.com
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「島のワイルドな景観とともに、悠久の時に思いを馳せる」
種子島観光協会 tanekan.jp
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種子島でもっとも標高が高い天女ケ倉からは360度パノラマに広がる水平線が望める。その山麓に鎮座する天女ケ倉神社には天狗が落としたという奇岩が祀られている。
太平洋の荒波がつくりあげた海食洞窟。1000人もの人が座れる大きさがあるという意味でこの名が付けられた。干潮時は枝分かれした洞窟内に入れる。
島の最南端に位置するこの岬は1543年にポルトガル人によってもたらされた鉄砲伝来の場所としても知られている。遠い異国の地に思いを馳せよう。
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「『種波』ステッカーが貼られた車を見かけたら、気軽に話しかけてみよう」
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『種波』は、ビジターサーファーのみなさんが種子島でより安全に、トラブルなくサーフィンできるようにと、南種子のローカルサーファー髙田健剛さんが発起人となって組織されたローカル団体。メンバーの車にはステッカーが貼ってあり、声をかけやすいような配慮がなされている。ウェブサイトには波情報なども定期的に更新されるので、島を訪れる前にぜひチェックしてほしい。
photo◎char charfilm.com @charfilm
text◎Isao Negishi(KUJIKA) @kujika.jp
満足できる波と、アフターサーフの自然あふれるアクティビティ。個性的な食文化に、快適な宿と、サーファーのお父さんも、そうでない奥様や子供たちみんなが楽しめるのが、ここ種子島の大きな魅力だ。思い立ったら吉日。次の週末には早速家族で出かけてみよう。みんなが気にいる何かがきっと見つかり、また何度も戻ってきたくなるはず。ぜひ、下のリンクから種子島にアクセスしてみて!
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