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by 9GATES
#7
(Blue. 76号/誌面連動コラム)
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ずいぶん温かくなってきましたね。この冬は宮崎で入ることがほとんどでしたが、年々寒さに弱くなっている気がします(笑)。今回は匂いについて。自宅やそのほかの場所でルーム・フレグランスやアロマなど、いろいろと香りを工夫されている方も多いと思います。フレグランスでもリビングに合う香りとベッドルームに合う香りでは、それぞれ異なります。例えば、交感神経を優位にさせる香りをベッドルームに置くと、当然睡眠の質は下がってしまいます。じつは五感の中でも嗅覚は感情を揺さぶると言われています。匂いの情報は他の感覚と違い、感情をつかさどると言われる大脳辺縁系に直接届いた後、大脳皮質に伝わり認識されます。一方、そのほかの感覚は大脳皮質を経て大脳辺縁系に伝わり感情を引き起こします。つまり、匂いはとても直感的で感情を刺激するということです。
また、匂いは記憶と密接なつながりがあり、プルースト現象といって街で昔の恋人と同じ香水の匂いを嗅いだ時に過去の記憶が戻ってくるというのは有名な話です。僕はこの匂いの効果を存分に発揮させるため、例えば海外の大好きなリゾートに行った時に、そこで良い匂いを嗅ぐと、アロマやフレグランスをスタッフに聞いて手に入れたり、何度も行くところではイメージに近いアロマキャンドルを持って行って、匂いの記憶と効果を増幅させます。ハワイの香りとか、バリの香りとかありますよね。匂いは言ってみればバックグランド再生できるので、お気に入りのリゾートの匂いを普段からスポットで嗅ぐと目を瞑るだけでサーフトリップできるかもしれませんね。ただし、嗅覚は90秒で慣れたり麻痺したりすると言われていますので多用すると効果が薄れてしまうかもしれません。
そろそろ本題に戻ると、自宅でフレグランスを使う場合、木製のリフィルに吸わせるディフューザーを使う事が多いのではないでしょうか?この場合のポイントは、なるべく入り口付近に置いて、匂いの印象をつけることです。前述の通り嗅覚はバックグランド再生できることと、麻痺してしまうことを考えると、なるべく早く効果を得た方がよいでしょう。また、おすすめはディフューザーと同じ香りのスプレーをカーペットなどにショットで使うと、香りの印象をさらに高めることができます。
「心は五感が作る」
それではよいサーフライフを!
持田 智之
株式会社9GATES 代表取締役
1976年福岡県生まれ。不動産業界でトップセールスマンとして活躍し、 2005年に上京。2009年に「9GATES」を設立。「劇的な生き方を」というミッションを旗印に掲げ、現在はマンション開発やリノベーション事業の他、ライフスタイルプロデュースなど、不動産というハードにとらわれない事業を展開している。趣味はサーフィン、トライアスロン、料理。
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