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Diary

Thank you for everything. From OneCaliforniaDay & FISHFRY

Thank you for everything. From OneCaliforniaDay & FISHFRY

= ONE CALIFORNIA DAY  =

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  5月31日に開催された『ワンカリフォルニアデイ』&『フィッシュフライ』は快晴に恵まれ、3万人を超える来場者に恵まれました。
イベント後、多くの方々から「盛り上がったね!」という言葉を頂戴し、素直にサポートしていただいた皆様に感謝しつつ、同時にこう思います。あの盛り上がりはワンカリフォルニアデイの凄さではなく、湘南という日本を代表するビーチタウンが、いかに大きなポテンシャルを秘めているか、という事実が示されたにすぎないと。
ワンカリフォルニアデイは入場フリーのイベントです。そのためか、会場には数えきれないほど多くの子連れのファミリーが遊びに来てくれました。仮に有料であっても賑わったかもしれませんが、おそらく客層は変わっていたのでは、と思います。私たちはその風景を眺め、フリーイベントであることの価値を初めて教えてもらった気がします。価値とは、私たちが愛するシーンを、次世代につなげていくという役割です。
イベントに関わった「Blue.」「Honey」「ROLLER」「SLIDER」の4誌は読者のほとんどが20代~の媒体で、コンテンツも大人向け。当然、イベントもそれぞれの特色を活かしながら、いかに読者に楽しんで頂くかをイメージしていたわけですが、やれることはまだまだあるな、と痛感しました。これから先、もっともっと日本のビーチカルチャーをいいカタチで発展させていくには、感受性豊かな子供や若者たちに、自然のありがたみ、サーフィンのかっこよさ、音楽の楽しさ、手作りの魅力といったものを頭ではなく、肌で感じてもらうことが大切です。やがてそんな世代が成長し、湘南が今以上にピュアに海を愛する人々によって描かれる、強くて優しいビーチタウンのモデルケースとなったら、これほど素敵なことはありません。誰でも気兼ねなく遊びに来れるフリーイベントだからこそ、ワンカリフォルニアデイも微力ながらやれることはまだある、そんな風に思うわけです。
詳細なイベントレポートは写真たちを見て頂くとして、かくして、ワンカリフォルニアデイは数えきれない笑顔に包まれたからこそ、多くの反省と課題を残したイベントとなりました。

 

イベントの素人である私たちを支えてくれた裏方の皆さま、ありがとうございました。来場者に最高の笑顔を提供してくれたミュージシャンやキャストの皆さま、素敵すぎました。メインスポンサーとして、共に本気でイベントを盛り上げてくれた「G-SHOCK」&「BABY-G」には感謝しきれません。同じくブースを出展していただいたブランド各社のサポートなくして、この日は成立しませんでした。関わってくれたすべての方に感謝します。さて、来年はどうしましょうか。やれることはまだあると書きましたが、今年以上盛り上げることなんてできるんでしょうか(笑)。天気は心配だし、スポンサーの皆さんに支えてもらわなきゃ大赤字だし、フリーイベントってホント、めちゃくちゃ大変! でもやるしかありません。イベントが終わった瞬間、もう次へのカウントダウンは始まっているんですから。

 

 

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photo by Junji Kumano

= FISHFRY =

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ワンカリフォルニアデイと共催し、同じく太陽の恵みに包まれた3年ぶりのフィッシュフライ・ジャパン。波は割れそうで割れないコンディション。泣く泣く試乗を諦めた方も多かったと思います。でも、今年はそれでよかったとBlue.は思っています。
フィッシュフライの本質であり最大の目的は、いつもは裏方であるシェイパーたちが表舞台に立ち、語り合い、ボードデザインの発展に寄与することにあるからです。試乗ができなかった分、会場には多くの出会いが生まれ、笑顔が咲きました。それはBlue.が長年求めてきた理想の風景です。
皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。私たちはステージを用意しただけ。あの心地いい一体感は、ご参加いただいた皆さま全員で作り上げてくれたものです。

小さな話ですが、開催側として今年とても悩んだのは「テントはなし」の判断です。実は今も正しかったのか、答えは見つかっていません。いくつかの声を紹介します。
「ブランド名が入ったテントがずらっと並ぶとアンダーグラウンドのシェイパーは腰が引けちゃうから、今年はすごく参加しやすかったよ」
「日差しが強くてサーフボードの日焼けや剥離がすこし心配」
「テントがあると、みんな奥に座って話し掛けづらくなるから、僕はテントなしの方がコミュニケーションが生まれていいと思うな」
どれも正解だと思います。テントをなしにした分、会場はエリア内ならどこでもボードを並べられ、皆で笑顔をシェアできました。一方でボードの日焼けや剥離、心配ですよね。共感できるだけに迷いました。
結論を言うと、このテント問題に限らず主催したBlue.としては「本当はフィッシュフライにルールなんてない方がいい」というのが本音です。そもそもフィッシュフライはカリフォルニアの名匠たちが自慢のフィッシュを持ち寄り、仲間と語り合い、乗り合う小さな井戸端会議が発祥です。そこにルールなんてなく、ルールを作ろうという概念すらなかったはずです。でも、それは小さなコミュニティだから描けた姿で、気づけば一大イベントへと成長していた日本のフィッシュフライは、個々にちがう「自由」のあり方を整理しなければならなくなっています。なので改めて、Blue.より皆さまへ。

「フィッシュフライは大好きなサーフボードへの愛情を共有しあう場所。この日だけはビジネスは忘れてピュアに自慢しあう」。
ただそれだけの一日です。Blue.はそのための舞台と本当に最低限のガイドラインだけを用意し、あとは皆さまのシェアマインドに託します。どうかこれからも、フィッシュフライが皆様に待ち望まれる一日でありますように。

そして最後になりましたが、辻堂はじめ湘南ローカルの皆様、素敵な会場をシェアして頂きありがとうございました。また来年もフィッシュフライが開催される運びとなりましたら、どうぞよろしくお願いします。辻堂海浜公園が、日本のオルタナティブ・サーフシーンの聖地として、愛され続けますように。

 

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photo by Kaoru Fujimoto

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2024年11月9日発売

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スタッフ募集のお知らせ。Blue.より

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