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ジョン・ジョンの話題作が12月1日に配信スタート!

ジョン・ジョンの話題作が12月1日に配信スタート!

仮にケリー・スレーターをマイケル・ジョーダン、つまり神の領域とするならば、ジョン・ジョン・フローレンスは現在のレブロン・ジェームスやステファン・カリーにあたるんでしょうか。人気・実力・才能についてはすでに誰もが認めるチューズン・ワン。19歳でトリプルクラウンを制し、US誌「Surfer」主催のサーファーポール・アワード(読者人気投票)では2014年メンズサーファー部門の第1位。このまま目に見える実績を重ねさえすれば、究極の領域へと近づいていくのでしょう。勝手な例えですいません。ブログなんで。

 

11月11日、渋谷TOHOシネマズにて催されたジョン・ジョンの新作フィルム『VIEW FROM A BLUE MOON』のジャパンプレミア試写会に行きました。なんとこの上映会、世界7ヶ国同時プレミアだったんですって。なんとゆう力の入れよう。つまりHURLEYをはじめジョン・ジョンをサポートする人々してみれば、それだけ気合いの入ったプロジェクトであり、ジョン・ジョンという逸材に大いなる夢を抱いている証です。

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さて、その『VIEW FROM A BLUE MOON』を観たわけですが、ド肝抜かれました。フィッシュもボンザーも出てきませんが、もう素直にジョン・ジョン、かっこいいなと。そりゃ人気あるわと。

 

事前に伝え聞いていた映像のポイントは下記の通り。
★ジョン・ジョンを主役に3年間、撮り貯めてきた映像を収録
★すべて4Kカメラで撮影した、スーパー高画質映像(60分)
★ハワイ、南米、アフリカの未知の波まで、世界各国のスポットが舞台

 

ちなみに「4K」とは、フルハイビジョンの4倍の画素数を誇る超ハイクオリティ映像のこと。当然、撮影機材のスペックもデータ量もケタ違いで、ハイテクという観点では、これまでのサーフムービーの常識を軽く覆す仕上がりであります。
そりゃあもう美しいです。圧巻。脱帽。スローなんて水泡のひと粒ひと粒が目視できるくらい。サーフィンに携わるメディアとしては「ちょっと待ってくださいよ。いくらなんでも早すぎますよ」と青ざめつつ。でも誰かに自慢したくもなりつつ。

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でも、この作品の本当のすごさはそこじゃないかな、とも思います。
ジョン・ジョンや監督のブレーク・クエニーは、おそらく「最先端の映像で最先端のサーフィンを見せること」と同じくらい、「ひとつのドキュメンタリーとして成立させること」に重きをおいて、この作品を描いたんじゃないかと思います。物語、テンポ、撮影アングル、音楽といった各要素を緻密に編みながら、ひとりのライフスタイルを描いているのがよくわかります。バランス的には、ライディングがぎっしり収録されていて、一般的なサーフムービーと大きな差はないと思うんです。でも、つなぎで使うライフスタイル・シーンの使い方がとても効果的。ジョン・ジョン自身、自らスチールを撮り、映像にも深い造詣があるというから、むしろ本人のこだわりはサーフシーン以外の部分に込められているんじゃないかと。「単なるライディングムービーにはしたくない」という意思がひしひしと伝わってきます。Blue.的には、もっともっとその感性を前面に出してほしかったけど、いかんせんライディングの映像もまた圧倒的なので、そうもいかなかったのかもしれませんね。
個人的には、音楽のマッチングと編集センスが素晴らしいなぁ、と。時おり、短いですが「なんでこのシーンでこの音?」と思う場面があります。あえての不協和音。観る側にとっては不思議な違和感。そういうひとつひとつの作意がちりばめられ、気づけば60分が終わっています。

もちろん、飽きさせない最大の要因はジョン・ジョンを軸に、フェリッペ・トレドやジョディ・スミスなど、スペシャルなキャストたちの圧倒的なサーフィンにあるんですけどね。今では当り前となりつつある空撮のレベルも強烈に高く、はじめて見るアングルにきっと出会えると思いますよ。

 

というわけで『VIEW FROM A BLUE MOON』、12月1日に配信スタートとなります。試写会には多くのメディアが参加したので、いろいろなところで、いろいろなコメントが飛び交っているかと思いますが、どうぞあなた自身の目と心で、その世界観をお確かめください。

 

View From A Blue Moon
配信開始:2015年12月1日(火)
配信サービス:iTunes / Amazon / Google Play / Vimeoオンデマンド

(先行予約)
Vimeoオンデマンド
https://vimeo.com/ondemand/viewfromabluemoon

 

では、トレーラーをどうぞ。

 

■“View From a Blue Moon”について
ジョン・ジョン・フローレンス制作、ブレーク・クエニー監督。2人が手掛け、今なお高く評価されている2013年の「DONE」に続く第二弾として、フローレンスとクエニーがブレインファームとタッグを組み、革命的に素晴らしい60分の映画を制作。フローレンスと親しい友人が、世界各地でサーフィンをする姿を追ったドキュメンタリー作品。南太平洋からアフリカの未知の波まで、ジョン・ジョンは最も才能あるサーファーの一人として、ひとりの青年として、様々な一面を見せている。

 

■John John Florence(ジョン・ジョン・フローレンス)
1992年10月18日生まれ。3人兄弟の長男としてハワイオアフ島ノースショアで育つ。シングルマザーの決して裕福とは言えない家庭だったが、母の手ほどきでサーフィンを始め、3歳で大人顔負けのサーフィンを披露する。8歳の頃には、世界中のサーファーの憧れの地であり、最も危険なサーフポイントのひとつであるパイプラインでサーフィンし、12歳の時には史上最年少の若さでトリプルクラウンに出場。19歳でプレミアムシリーズであるトリプルクラウンのチャンピオンに輝く。2014年最終ランキング3位。また、40年以上の歴史がある米誌「Surfer」が主催するSURFER POLL(読者人気投票)で2014年メンズサーファー部門の第1位を獲得。名実共に世界ナンバーワンの称号が与えられた。また、サーフィンをしていないときは熱心な写真家・映画のプロデューサーとしても活動。
Instagram: @john_john_florence

<本人コメント>
「この映画の一番好きなところは、映画を作った過程そのものにあります。映画に使われている機材は全て、これまでのものよりはるかに高価なものでしたが、いつもどおり心をこめて映画を制作しました。私たちは、世界中の好きな場所を探検しながらサーフィンを楽しみ、家族と友達と充実した時間を過ごしました。皆さんにこの映画を見せるときが待ちきれないです。」

 

■Blake Kueny(ブレーク・クエニー/監督)
アクションスポーツ関連のムービーを次々とリリースし、業界内外で注目を集める若きディレクター、ブレーク・クエニー。2012年に発表したジョン・ジョン・フローレンス主演作品「DONE」では、その年のベストサーフムービーの呼び声高い完成度をもって絶賛された。この「DONE」をきっかけに今回のプロジェクトを始動し、3年に渡る制作期間を経て再びジョン・ジョンとの共同制作作品をリリースする。

 

■Brain Farm(ブレイン・ファーム/制作会社)
過去エミー賞を獲得するなど、発表する作品は常に話題を集めるプロダクションスタジオ(本社 米国ワイオミング州、ジャクソン)。プロモーションビデオ、ムービー、TV、コマーシャル、デジタルコンテンツと幅広く制作し、アクションスポーツ界では不動の地位を確立している。監督と制作チームはその他多彩なジャンルの制作活動も行っており、最先端の技術4KとウルトラHD機器に加え、様々な特殊カメラでの撮影が可能。映像のコンセプトづくりから配信まで携わる。www.brainfarmcinema.com

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BLUE. 104

2024年11月9日発売

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