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KEYO
International
◎Shaper:ジョニー・ギル
◎Size:9’6″ × 23″ × 3″
◎Price:¥305,800(フィンなし)
◎Surfer:齋藤久元(173㎝/69㎏)
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1957年、デニー・キーヨが自らの名を冠したサーフボード・レーベル「キーヨ」を設立。自宅のガレージでシェイパーとしてのキャリアをスタートしたデニーはめきめきと腕を上げて、1959年にファクトリー兼サーフショップをオーストラリア・シドニーに構えた。そして1964年、シドニー・マンリービーチで開催された世界サーフィン選手権で彼が手掛けたサーフボードがウイニングボードとなり、シェイパーとして名実ともに世界一の称号を得た。
彼の卓越したクラフツマンシップに感化され、ナット・ヤング、テリー・フィッツジェラルドがチームライダーとして、またボブ・マクタビッシュ、ジェフ・マッコイなどがシェイパーとして活躍。そして時を経た現在、デニーの義理の息子であるジョン(ジョニー)・ギルが後継者となり、オーストラリアを代表する老舗レーベルのレガシーを継承。1960年代のロングボード・シーン、そしてショートボード・レボリューション期を基礎とするボードデザインは世界中のサーファーから支持を集めている。
今回は、伝統的なアウトラインを持つインターナショナルに試乗した。このモデルは、「トップライダーのパフォーマンスを限界まで引き出す」というコンセプトを基にデザインされている。やや薄めにテーパーされた50/50のレール、センターからテールにかけて施されたロールドVEE、そしてほどよくロッカーを与えたテールエンド。これらが作用することで、滑らかなトリムスピードや安定感のあるノーズライド、さらには切れのあるターン性能を集約。あらゆるコンディションに対応するオールラウンドなシングルフィン・ログだ。
IMPRESSION
「レールがほどよく絞られていて、ボードのボリュームも重量もちょうどいいから、ピタッと制御することができます。ややフラット気味のロッカーにキックテールをミックスさせて、そこから得られる独特の浮遊感も魅力ですね。すべてのバランスが整えられていて、高いノーズライディング性能とマニューバビリティを併せ持っています。とにかく走りが良くて、ボードを思いきり傾けられることが僕の推しポイントです。オーストラリアのパワーのある波やブレイクの早い波に合わせてデザインされていますが、僕のホームである湘南のトロ厚めのコンディションでもばっちりハマる。サイズも小波から頭オーバーまでカバーできますよ。普段、7~8フィート台のミッドレングスを愛用していて、かつロングボードに興味がある方や、バランスのいいシングルフィン・ログを求めているロングボーダーにとくにおすすめしたいモデルですね」
=Special Thanks=
T-STICK SURF SHOP
0466-36-0324
www.t-sticksurf.com
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movie:Masataka Kiyono
photo:Junji Kumano
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