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MEDIUM THE BRAND
Torch
◎Shaper:植田梨生
◎Size:6’6″ × 20″ × 2 1/2″
◎Price:¥18.1500(フィンなし)
◎Surfer:鈴木勝大(173㎝/64kg)
R.Uこと植田梨生がハンドシェイプしたミッドレングス。クアッドと植田義則のアイデアを落とし込んだ4チャンネルが最大の特徴だ
ミディアム・ザ・ブランドのシェイパー、吉川拓哉がデザインし、トゥルーアムスからリリースされているフィンをセット。加速・ドライブ性能を向上させ、ボードと抜群の相性を誇る
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2018年に誕生したサーフボードレーベル、ミディアム・ザ・ブランド。プロサーファーの伊藤勝則、本動画のライダーを引き受けてくれたフリーサーファーの鈴木勝大、国内外で高い評価を受けるサーフボードビルダーの吉川 “TAPPY” 拓哉がアイデアを出し合い理想を追い求めている。パフォーマンス・フィッシュやボンザーなど幅広いボードラインナップの中から、今回は新たにゲストシェイパーとして迎えられたR.U.こと植田梨生が手がけるトーチに試乗した。
このモデルの特質すべき点はボトムデザインにある。シングルコンケーブの中にセンターチャンネルを配し(イメージとしてはシングル・イントゥ・ダブルに近いだろうか)、サイドチャネルも凹形に。つまり、3つのコンケーブがチャンネルに添ってスプレッドする形状を成す。この4チャンネルが水の流れをスムーズにし鋭い加速力を生み出す。そこにホールド力に富んだクアッドのフィンセッティングを用いることで、波のサイズが上がっても思い通りのターンを描くことができるのだ。そしてテールは日本の波質を考慮しやや幅をもたせたサムテールを採用。パワーのないブレイクでもイージーに波をキャッチでき、レール・トゥ・レールを容易にしてくれる。オーダーレンジは5‘10“から8’10”まで。反応の良いボードのため、ショートボーダーであれば5‘~6‘後半、ロンボーダーであれば7’以上がおすすめだ。日本を代表するサーファー、シェイパーの“知恵の光”を詰め込んだ、トーチ。スピードとコントロール性能を両立したミッドレングスが新しいトビラを切り開いてくれる。
IMPRESSION
「波に食いつきやすく前に前にと押し出してくれるので、普段いけないようなセクションに連れていってくれる。これはクアッドと4チャンネルが作用しているからこそ。マッシーな波でもクルージングを楽しめますが、フェイスが張っていればいるほどより機能を発揮してくれると思います。またミディアムソフトにシェイプされたレールもポイントのひとつ。サイズが上がってもレールが抜ける心配もなく、しっかりとボードを踏み込みながら安心してターンを行なえるのもいいですね。アウトラインはシャープな印象でショートボーダーでも無理なく乗り変えられ、ツインフィンのミッドレングスやフィッシュと同じような目線でサーフィンができる。ボトムターンのときのドライブ感、波を駆け抜けていくスピード感がとにかく気持ちよかったです」
ロッカーを抑えたボトムに末広がりのチャンネルを入れることで水流を整え、小波でもグングン加速してくれる。クイックなテイクオフ、軽やかなライディングを実現する
レスポンスがよくエンドセクションでの操作性も申し分なし。フルスピードで波のトップに駆け上がり、アグレッシブなマニューバーを刻みたい
「レールが入りやすく、カットバックがしやすい」と勝大さん。サイズや地形を問わずあらゆる波に対応してくれるボードデザインだ
=Special Thanks=
ミディアム・ザ・ブランド
https://mediumthebrand.com
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movie:Masataka Kiyono
photo:Yuichi Toida(Blue.Magazine)
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