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【I.W.HARPER】 I’M HARPER パトリシオ

【I.W.HARPER】 I’M HARPER パトリシオ

 

I’M HARPER 〜自己満足に、生きる。〜

Presented by  I.W.HARPER

 

「自然と大切にしている、言葉にできないようなものが僕の強みなのかもしれない」

信じたものに、繰り返し情熱を注ぐ。その姿は輝きを放ち、決して自分のスタイルを失わない。そんな人物を紹介する「I’M HARPER」。今回話を伺ったのは、数多くのファッション誌やCMに出演する人気のモデル、パトリシオさん。いつでも自然体なスタイルが魅力のパトリシオさんが、普段の生活や仕事において大切にしていることを語ってくれた。

 

***

 

── モデルになったきっかけを教えてください。

パトリシオ(以下P) 20年ほど前、渋谷の道玄坂で当時の彼女と大喧嘩していたんです。すると3人組の外国人の男性が近寄ってきました。そこで彼らから「明日『デイズド&コンフューズド』というイギリスの雑誌の撮影があるから来てくれないか」と誘われて、参加したことが始まりです。

── 街でスカウトされたんですね。

はい。その前日に見ていた『メンズノンノ』に青空をバックにしてサングラスをかけた男の子の写真がありました。サングラス越しに透けている男の子の目を見たときに「自分はきっとこの仕事をやるだろうな」と思ったんです。「やりたい」ではなくて、「きっとやるな」と思った次の日にそんな出来事がありました。

──『デイズド&コンフューズド』の撮影はどのようなものだったのでしょうか?

新宿の歌舞伎町に行って、トランクス姿にカラフルなロングニットカーディガンを羽織ってジャンプするという内容でした。そのときの制作メンバーがキム・ジョーンズやニコラ・フォルミケッティというすごい人たちだったんですよね。もちろんその頃の僕は彼らのことなど知らない。ただ「すごい世界で楽しいな」と思っていました。そして、さらに1週間後に現在所属している事務所からスカウトされたんです。

 

── 奇跡的な流れですね。

それも偶然です。原宿の竹下通りで「スターダストプロモーションの者なのですが」と声を掛けられて。でもスターダストプロモーションはスカウトされてからまたオーディションがある。

── そして無事に合格したことで、本格的なキャリアが始まったという。

そうです。深くは考えていませんでした。来た波に乗った感じですね。

── モデルは華やかで楽しそうなお仕事に思えます。大変なことはありますか?

たとえば真冬に半袖を着たり、真夏にダウンジャケット着て撮影をするといった体力的に大変なことはありますが、「これはきついな」と精神的に嫌なことはない。自分の中では、すごく向いてる仕事だと思っています。

── プロのモデルとして、パトリシオさんが持つ強みはなんですか?

普段の生活においても同じく言えることなのですが、相手がどんな人で、何を考えてるかを感じとることが僕は得意です。得意というか、相手の気持ちを察して、求められているものを提案することが好きなんです。そんなうまく言葉にできないような部分が僕の強みなのかもしれない。生きるうえでも、仕事をするうえでも自然と大切にしています。でも、そうなろうとして意識的に努力をしてきたわけではないんです。

 

── パトリシオさんはサーフ&ターフにフォーカスしているI.W.HARPERのアンバサダーを務めています。東京出身のパトリシオさんはいつ頃サーフィンを始めたのでしょうか?

僕は8年ほど前に湘南・茅ヶ崎に引っ越しました。その1年前からサーフィンをするために海に通うようになった。なぜかわからないのですが、海の近くに住んでサーフィンしたいという思いが小さな頃からずっと心にあったんですよ。

── 本格的にサーフィンがしたくて茅ヶ崎に移住したのですか?

もちろんその気持ちもありましたし、海がある自然が多いエリアで子育てをしたいという思いもありました。

── ゴルフを始めたのは最近だと伺いました。

ゴルフとの出会いは4~5年前。じつはいちばん興味のないスポーツだったんですよ。『メンズジョーカー』というファッション誌で、パトリシオが新しいことにチャレンジするというテーマの連載ページを持ってたんです。そこで「自主的にゴルフをすることは一生ないだろうからやってみよう」と思ったんです。そしてインストラクターに教えてもらいながら撮影をしたら、すごく集中できておもしろい。今では試合を観戦しにいくほどハマってしまいました。

── 昔から憧れがあったサーフィンはどのように仕事やプライベートに生きていますか?

もともとストレス溜め込んだり、悩みから抜けだせないということがありません。でもそんな自分にとっても、「リセット」という点においてサーフィンとの出会いはかなり大きいです。海でひとり波待ちをしながら考えていることがあっても、波に乗ると忘れてしまう。そんなところがいい。「最高だな! さっき考えてたことなんだっけ?」って(笑)。すごく心を豊かにしてくれると思います。仕事をするうえで、リセットはすごく大事。家族との向き合い方も、海に入ったときはすごく調子がいい。自分が気持ちいいと、ほかの人にも幸せを与えられますよね。

 

── 「自己満足に、生きる」というI.W.HARPERのキャッチフレーズがあります。まさにそういうことですね。

「自己満足」というのは、他人のことを何も考えずに自己中心的ということではないですよね。まず自分が楽しんで幸せになることで、周囲とうまくコミュニケーションがとれるようになり、多くの人を幸せにできるということだと思っています。

── ところでお酒は好きですか?

好きですね。今日はI.W.HARPER 主催のサーフ&ターフイベントだったのですが、ハーパーソーダを飲んでいました。海に入ってゴルフをして、楽しい仲間と一緒に飲めるときのハーパーソーダの味がとくに好きです。

── 適正なアルコール飲料の飲み方を啓蒙する「DRINKiQ 」という取り組みがあります。お酒の販売元がウェブサイトで過度な飲酒の危険性やお酒に関する正しい知識を伝えているのですが、どう思われますか?

すばらしいです。自分たちが取り扱うものについて良いも悪いも含めて正しい情報を教えてくれてるという純粋な考えにとても好感を抱きます。たとえばそういう人がいたら好きになってしまうように、その会社を好きになります。

── 最後に、ハーパージュレップを飲んだ感想をお聞かせください。

初めて飲みましたがすごくおいしい。ハーパーソーダもミントも大好きだから、僕にとって最高な組み合わせです。ほのかな甘味もあって、海上がりの気分に合いますね。

 

photo◎Kenyu

text◎Jun Takahashi

BLUE. 104

2024年11月9日発売

DREAM WAVES  うつくしき波の記憶

2024年11月9日発売

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