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I’M HARPER 〜自己満足に、生きる。〜
Presented by I.W.HARPER
「自己満足でもいいから、自分の心に素直になること」
自分の信じたものに、繰り返し情熱を注ぐ。その姿は輝きを放ち、決して自分のスタイルを失わない。そんな人物を紹介する「I’M HARPER」で、今回話をうかがったのはプロサーファーの宮坂麻衣子さん。サーフィンだけでなく、ゴルフやアートの分野でも活躍する彼女が大切にするモットーとは。
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——北海道がサーフィンの原点と聞きました。
「フンベの滝」がある広尾町って知ってますか? 私の第二の故郷です。初めて行ったのは小学3年生の夏。親しくしているサーフショップのオーナーが北海道にゆかりのある方で、現地の人を紹介してもらってからというもの、毎年夏に訪れるようになりました。その後は北海道の高校に進学して、広尾町のホストファミリーの家で3年間お世話になりました。今も毎年欠かさず通っています。
——サーフィンもされていたとのことですが、本州とは全く異なる波や自然に出合いそうですね。
はい。今までいろいろなサーフポイントに行きましたが、日本一いい波が割れてると思います。頭サイズのライトの波が300mくらい続くポイントがあったり。とにかく自然が壮大で、アザラシみたいな野生動物に遭遇することもよくあります。北海道の自然はとても厳しいけれど、私は大好きです。何度か昆布漁の手伝いをしたときはさすがにめげそうになりましたけど……(笑)
——絵のインスピレーションは、北海道での経験から得たとか。
フンベの海でサーフィンしたあと、すぐそばの駐車場で画用紙を広げて絵を描いたりすることもありますね。そうやって海で見た景色を記録に残しています。サーフィンの新しい魅力を知りました。
——そもそも絵を描くきっかけは何だったのでしょうか。
実家が印刷会社なので、余った紙が家に大量にあったんです。その紙に、よくイタズラ書きをしていたら、自然にそうなったというか。ホームの千葉でも、北海道でも、絵は相変わらず続いています。
——自然に導かれたというわけですね。
友人からイラストの仕事をいただくこともあります。好きなことを仕事にできるって幸せなことですよね。
——話は戻りますが、プロである麻衣子さんにとって北海道で過ごす時間はリフレッシュにもなっているんでしょうか。
そうです。私にはプロサーファーの姉が2人いて、小さい頃からずっと「麻衣子もプロになるんでしょ?」と言われ続けてきたんです。一線で活躍する姉たちのことは尊敬していましたが、そういった周りの期待を負担に感じることが多くて。「自分の人生くらい、自分で決めさせて!」と爆発寸前(笑)。そんなプレッシャーから解放されて、私らしくいられたのが北海道での海だったんですよね。
——そんな麻衣子さんも今ではプロとして活躍されています。昨年は優勝を経験されましたね。
そうですね。自分らしいペースがつかめてきたのかな、と思います。
——“自分らしいペース”というと。
18歳でプロデビューして以降、ずっとサーフィンに向き合ってきました。8年間、かけがえのない経験をさせてもらった一方で、海へ行くことが苦痛な時期もあって。最近、やっと海でリラックスできるようになって、サーフィンが本調子になってきた感じがします。
——どのように乗り越えられたのでしょうか。
ゴルフを始めたことは大きいかもしれません。どちらも自然環境がものをいうスポーツですが、サーファーの私にとってはゴルフのほうが難しく感じて、それが楽しくもありますし、いい気分転換になっています。「プロサーファーだからといって、ずっと海のなかにいなくてもいい」ということを改めて気づかせてくれました。ゴルフのおかげで、サーフィンとの心地のいい距離感を保てるようになりましたね。海で集中力が切れたら、芝生に行ってクラブを握ってみる。打ってみる。そうすると、いつの間にかサーフィンのモチベーションが上がっています。
——趣味が仕事にもなっていると聞きました。
ここ3年はI.W.HARPER主催のSURF&TURFのイベントへの出場など、ゴルフ関連の仕事が増えています。20代でこんなことを言うのはおこがましいかもしれませんが、人生は何があるか分からないなと。
——麻衣子さんが、人生において大事にしているモットーは何でしょうか。
自分の心に素直になること。自己満足でもいいから、やりたいことはすぐやる。サーフィンも、ゴルフも、アートも、そうやって軌道に乗せてきました。
——では、目標にしていることは。
命が尽きる間際に「いい人生だったな」と思える一生を送ること。I.W.HARPERの「自己満足に、生きる」のコンセプトにもマッチしてますね。あとはゴルフのスコア(笑)。先日、99を切ったのでもっと伸ばしていきたいです。
——お酒はその一部に入っていますか?
もちろん! お酒は好きですよ。といっても溺れるほど飲むわけではありませんけど。みんなでワイワイする雰囲気が好きです。意外に聞こえるかもしれませんが、私、意外と人見知りで。お酒は、そんな私にとってコミュニケーションツールのひとつでもあります。
——I.W.HARPERオリジナルカクテルのハーパーソーダを飲んだ感想を聞かせてください。
あまりウィスキーの味は好きじゃないけど、I.W.HARPERだけは別。しっとりと飲みやすい。お気に入りの飲み方です。
——ハーパーでは、アルコール飲料のただしい飲み方を広める「DRINKiQ」を啓発しています。この取り組みに感じることは。
とってもいい取り組みだと思います。いくら波乗りが格好よくても、飲みすぎでへべれけになるサーファーは尊敬できないかな……と個人的には思います。「DRINKiQ」で、スマートな飲み方ができる大人が増えればいいな。
photo◎Pero
text◎Ryoma Sato
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