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OUTERKNOWN(アウターノウン)はサーフブランド(サーフィンに特化したブランド)ではないけれど、生み出されるアイテムは海やサーフィンを想起させるネーミングが多い。
ひとつひとつの製品に込めた高い環境意識をサーファーたちと共有すること、そして、サーファーではない人々にも海から放たれるメッセージを届けること、そんな想いが込められているからだろう。ファウンダーであるケリー・スレーターはもちろん、クリエイティブ・ディレクターのジョン・ムーアもまた優れたストーリーテラーだ。
今回紹介するアイテム、ザ・ハイタイドもまた、サーファーにはなじみ深い ”満潮” を意味するネーミングだ。
OUTERKNOWN
The Hightide
生地はとてもソフトで、ふっくらと包み込まれるような快適さ。内側には起毛加工が施され、その風合いはお気に入りのビーチタオルさながらだ。襟や袖口、裾はリブ編みでヴィンテージ風に仕上げている。ネーミングの由来は公式サイトでも語られていないが、満潮を迎えて海からあがったサーファーが羽織りたくなる極上の一枚。そんなイメージだろうか。
ベースとなるパイル生地は、オーガニックコットン54%とリサイクルポリエステル46%。オーガニックコットンは従来のコットン栽培に使用されていた有害な化学合成物質をいっさい使用せず、農家の労働環境はより安全で、地球環境にも優しい。そしてリサイクル・ポリエステルは、ペットボトルなど消費者から排出される廃棄物を100%使用し、CO2排出量を削減しながら素材を循環させている。
デザインはいつもながら、この上なくシンプル。アウターノウンを語るデザイン的な主張は、裾に与えた「OK」エンブレムのみだ。製品に込めた持続可能な背景や着心地の良さは、袖を通した人には伝わると、アウターノウンは信じている。そして次のストーリーテラーは、あなたに託されるのだ。
>>> OUTERKNOWN The Hightide(公式ページ)
OUTERKNOWN
「サーフィンをするために世界中を旅してきた私は、良くも悪くも海とその周辺で起きている悲惨な汚染と廃棄物の問題を目にしてきた。世界中の海岸沿いのすべてのものに触れている私たちサーファーは、危険をいち早く察知し警鐘を鳴らす炭鉱のカナリアのようなものだ。環境の問題を自覚するようになってから、同時にその責任の一端を担っているとも意識するようになった。何を買うか、何を語るか、何に時間を費やすか。誰もが自分にあった方法でなんらかの影響を与えることができる。だから多くの人が正しいと思えるアクションを起こすことを望んでいるよ 」 ―― Kelly Slater
(「Episode 06:ケリー・スレーターがアウターノウンに込めるフィロソフィー」より)
ブランド設立は2015年。11度のワールドチャンピオンに輝いてきたサーフィン界のリビング・レジェンド、ケリー・スレーターと、クリエイティブ・ディレクターとして数々の実績を残してきたジョン・ムーアの2人が立ち上げ。
“真のサステナビリティとスタイルを結びつける”ことをブランド設立時からのコンセプトとして、生み出されるクロージングはただ単に外見を美しく魅せるためのファッションではなく、環境や生産背景、そこで働く人々の幸せに目を向けた在り方をかたちにし続けてきた。現時点では、全商品の素材の90%がオーガニック、リサイクル、または再生型であり、Fair Trade USAを通して5千人上の労働者の生活に貢献している。
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■ OUTERKNOWN 日本公式サイト
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問い合わせ:サザビーリーグ (03-5412-1937)
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