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2022年11月現在、国内に11店舗あるRHC ロンハーマン、ロンハーマン R各店には、アパレルのみならずサーフボードをはじめとするギアが並んでいる。
数々の新鮮なコラボを軸にアパレルがとにかく話題に事欠かないため、そのイメージに誘引されるように、サーフギアもファッション先行のイメージをどうしても抱きがちだ。サーフィンという文化の成り立ちを考えればそれも間違いではないのだが、ここに記しておきたい。近年RHCがピックアップするサーフボードは、紛れもなく機能面にフォーカスした名機を厳選している。
セレクトの軸はもちろん、RHC ロンハーマンのホームであるカリフォルニア。代表的なブランドはTHC、チューダー、ライアン・バーチ、デリック・ディズニー、ザック・フローレス。そしてオー
ストラリアからトーマス・ベクソンが名を連ねる。
博識な方はお気づきかと思うが、そのラインナップの系譜の先にはジョエル・チューダーが浮かび上がる。ジョエル自身がディレクションするボード、ジョエルの影響を色濃く受ける後進たちのボードだ。なお、仕入れたボードのなかにはジョエル本人や、成長著しい息子トッシュのパーソナルボードもあり、その良好な関係性が伺える。
ボードはすべてハンドシェイプで、カリフォルニア産のボードはどれも、ジョエルが新たに立ち上げたラミネーション・サンディエゴで仕上げられる。カリフォルニア随一の技術をもつとうたわれる名グラッサー、スーパーウルフことアレックス・ヴィラロボスも当ファクトリーの専属となった。
唯一、オーストラリア・ブランドとして名を挙げたトーマスは、息子トッシュもお気に入りだとか。もともとダクトテープ・インビテーショナルにクレジットされるロガーたちからも引っ張りだこのブランドで、グラッシングの評価も高い。カリフォルニアのメンツ同様、トーマス自身も天才的な乗り手である点も共通している。
ボードはRHC ロンハーマン各店にて展示・販売されるが、そのほとんどは貴重な一点もの。まずはロンハーマン公式オンラインストアで、そのラインナップと取扱い店舗をチェックするのがベストだろう。ぜひ、サーファーとしての本気の審美眼で、そのクオリティを見極めてほしい。
The Huevo Club Pavel Twin 6’0″
リッチ・パヴェルとの特別なWネーム
リッチ・パヴェルがTHC(ザ・フエボ・クラブ)のために削った、現在世界に4本しかない特別な一本。テール部分だけがストリンガーレスになっていて、そのフレックスを活かすためにラミネートもテールエリアだけカットラップを一層控えている。グラッサーはスーパーウルフ。まさに名匠同士の繊細な仕上がりだ。パヴェルのハンドシェイプ・ロゴである”choice”がデッキに、ボトムにはTHCのロゴが入る。6’0″×20 1/2″×2 1/4″。¥407.000
The Huevo Club New Hawk 7’4″
ともに歩み、成長したい 比類なき万能機
チューダー・サーフボードの定番モデル、ホークをアップグレードし、THCからリリースされるニューホーク。シェイプはホイ・ランネルズ。ボキシーからテーパードへ滑らかに移行するレール、深めのダブルコンケーブと強めのエッジを掛け合わせ、トリミング次第でタイトなラインを描けるテールの仕上
げなど、より本気度の高い波を目指せる万能機となった。ステップワークが試される通好みの一本だ。7’4″×22″×3 1/10″。¥352.000
The Huevo Club Joel’s personal 9’6″
若き俊才バレットとジョエルによる共同開発
ダクトテープの潮流を受け、ノーズライダーは新たなフェーズへ突入した。バレット・ミラーとジョエルが共同開発したこのログも、そんな近年の特徴をとらえている。ボリューミーすぎないノーズ、テーパー気味のレール、やや強めのテールロッカーなど、ノーズとターン双方に求められる要素を巧みにブレンド。本来THCからロングボードがリリースされるのは稀。もとはジョエル自身が乗っていた貴重な一本だ。 9’6″×22 1/4″×3″。¥396.000
※紹介しているボードは2022年11月時点でのストックです。すでにSOLD OUTの場合はご容赦ください。RHC Ron Hermanの公式サイトには他の貴重なボードも紹介されているのでマメなチェックを!
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