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太陽と共に動く
サーファーとして、キャンパーとして
サーファーもキャンパーも、太陽はアウトドアにおける最高の友。条件がよければ朝イチの波は逃がしたくないし、太陽が沈んだら、焚き火とともに静かな時間を過ごしたい。本格的な夜を迎えるころには夕食の片付けを終えて、心おきなく寝られるようにしておこう。
太陽の動きに合わせて時を過ごすと、蛍光灯に囲まれた日常よりすべての行動が早くなる。それはきっと人間本来のリズムで、数日過ごせば身も心も軽くなるはずだ。
キャンプサイトでのマナーはとても大切。定められたルールに準じるのは当然のこと。そしてルール以前にサーファーとして意識したいのは、拠点を常にクリーンにしておくことだ。
サーフィン中に留守にすることがあるなら、散らかった状態では周囲のキャンパーの気分を害す。強風が吹いてもテントやタープ、ギアやゴミが飛ばされない技術とハートが必要だ。
また、自然豊かなキャンプ場は夜にお腹を空かせた動物がやってくることもある。どんなに酔っぱらっていても、就寝時は残食やゴミを含めてクリーンにしておこう。焚き火の炭も同様に。
キャンプはイメージ以上に体力を奪われる。重い装備を上げ下げするのは腰にくるし、コンセントに頼れない(頼らない)アナログ生活。一日中、日光や風を浴び続けるのも疲れるだろう。そのうえでサーフィンを楽しむのだから、運動量はかなりのもの。甘く見るのはケガのもと、楽しい思い出も台無しだ。
疲労回復のカギはよく眠ること、夜はできることなら飲みすぎず(アルコールは回復の大敵)、無理なく日の出と共に起きられる加減で。酷暑・寒さ・雨対策も抜かりなく。近隣に温泉がある拠点を選ぶのもグッドチョイスだ。
きっと皆さん、これまで数えきれないほど波を外してきただろう。だからこそ、いい波に出会えた喜びもひとしおなわけで。それはサーフキャンプでも同じ。「天気がいい」し、「波もいい」という条件が揃うのは、ものすごく幸運なことだ。
だから僕たちは、晴天ならキャンプが楽しめることを幸せに思い、波が良ければサーファーであることに感謝しよう。もしも波が良くなければ、わりきってキャンプに集中したり、海へ行くなら気分を変えてハンドプレーンで小波やオンショアを楽しむのも最高だ(かつ、いい練習になる)。
リスペクトする自然に柔軟に対応しながら、楽しむハートを保ち続けること。それこそが、サーファーがサーフキャンプから得られる最高の学びだ。
(Blue.89「キャンプしようよ」より抜粋)
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