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T.J BRAND ORIGINAL / ハードコアな精神を持つ仲間と歩み生み出してきたプロダクト

2009年の発足以来、日本のスノーボーディング革命を邁進してきたT.J BRAND ORIGINAL。眞木蔵人を筆頭に海と雪山を行き来するアンバサダーが名を連ね、サーフカルチャーからも多大な影響を受けたその特徴的なデザインは、多くのサーファーにも支持されている。そして彼らが大切にしてきたのは、「たとえ売れなくとも本当に乗りたいボードをつくる」という考え。ハードコアな精神を持つ仲間と共に歩み、生み出してきたプロダクトから揺るぎない信念と熱意を感じる。

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24-25年シーズン、トウェルヴ・スノーボードから独立して、15年目の節目を迎えるT.J BRAND。ブランドの歩みのなかで、ナポレオン・フィッシュ、クルーザーなど数々の名機を製作。その一方で、着脱可能なメタルフィンを装着したフィッシュボードなど斬新なモデルも手がけてきた。

「売れることはもちろん大切。ですが、ブランドを支えてくれる仲間たちが本当に乗りたいと思うボードをつくることにフォーカスしてきました。15年の歴史のなかでたくさん失敗や挫折をしたけれど、それを糧にして次に進むだけです（T.J BRAND代表福山さん）」

ブランドのアンバサダーには、西田洋介や神森正義といったレジェンド・スノーボーダーに加えて、ソウルサーファーの眞木蔵人が名を連ねる。ハードコアな精神を持つ仲間たちと共に、サーフィンとスノーボードをクロスオーバーしたリアルなプロダクトを発信し続ける。

「日本にはサンセット・ビーチみたいな山がたくさんあってさ、世界に誇るフィールドで最高の仲間たちとテストしてきた。そこで得たノウハウを詰め込んだ俺たちのスノーボードが一番だって自信をもって言えるよね（蔵人さん）」

よりサーフライクな乗り味を求めて
ブラッシュアップを重ねる

眞木蔵人がデザインを手がけた一本。レングスは168cmと長めながら、沢地形でのコントロールを考慮して、有効エッジとコンタクト・レングスを短めに設定。またノーズ付近のサイドカーブ、そしてテールにはRが施され、スティープな斜面で大きな連続ターンを可能にし、高速で斜面を駆け抜ける眞木蔵人のスタイルを支える。ソフトとミッドの2フレックス、ポイントエッジとフルエッジ、計4パターンを選べるセミオーダーができる。STEEP FLY ¥179,300

T.J BRANDのディレクターとして物作りに熱心に打ち込む西田洋介がプロデュースしたモデル。フィッシュテール＝パウダー仕様というイメージを覆すため、コアの変更や不等厚の調整を繰り返しながら、長きにわたるテストを経て完成。フリースタイルからバックカントリー、ゲレンデ内の圧雪クルーズとあらゆるシーンで高い滑走性能を発揮するパフォーマンス・ボードに仕上げた。オーダーであればフレックスとエッジ、それぞれ２種類からチョイス可能。YAMAME ￥179,300

眞木蔵人が主宰するブレジン・デザインとのコラボレーション。よりサーフライクなフィーリングを求め、ブランドの代名詞ともいえる3D形状のノーズに加え、ボードの後方にシングル～デュアルコンケーブに抜けていくボンザーボトムを採用。そこに軽量性に優れた芯材を用いることで、圧雪バーンでシャープなマニューバーを叶える。深雪コンディションでも確かな揚力を感じ、後足でしっかりと板を踏むことでボードがぐんぐん加速する。GOLDEN BAT BREDREN COLLAB MODEL ¥143,000

Powder Water
Produced by BREDREN DESIGN

ブランドと深いリレーションシップを築いてきた眞木蔵人。2022年に、雪山で得た気づきを反映したサーフボード「パウダー・ウォーター」をブレジン・デザインよりリリースした。「サーファーであればガンで挑むような急斜面をスノーボーダーは150cm代のボードで滑走する。なんでメイクできるかを考えたときに、サイドカーブに行きついた。そこでサイドカーブのコンセプトをサーフボードに落とし込んだんだ」と眞木蔵人は語る。右はSTEEP FLY、左はYAMAMEと、T.J BRANDの現存モデルのサイドカーブを落とし込む。ノーズよりにボリュームがあるためテイクオフが早く、テールにかけてはシャープに仕上げられているため軽快なターンが楽しめる。そしてデッキのトップシートには、踏襲したモデルのアウトラインを模った0.1mm厚の天然木を組み込んだ。機能性とデザイン性を両立したプロダクトだ。右_ ￥242,000～、左_￥242,000～。Powder Water（TF SURF） ☎0548-52-3176

＝問い合わせ＝

ネイティブプロダクツ
☎0422-20-0150
http://tj-brand.com/

photo◎KUWA（image of snowboarding）、MAYA Dillphotodelic（image of surfing）、
text◎Kei Ishiuchi
rider◎Claude Maki (image of surfing & snowboarding)